ブラウザで学べる3D CAD教材「Web CAD Learning Studio」を開発しています

CADというと、「専門的で難しそう」「ソフトの操作を覚えるだけでも大変」というイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで現在、**Webブラウザ上でCADの基本を直感的に学べる学習システム「Web CAD Learning Studio」**を開発しています。

専用ソフトをインストールして複雑な操作を覚えることから始めるのではなく、まずは

点を置く → 線をつなぐ → 面を作る → 立体にする

という、3D CADの基本的な考え方を実際に操作しながら理解することを目的とした教材です。

4つの視点から形状を確認

Web CAD Learning Studioでは、作成した形状を

  • TOP(上面)
  • FRONT(正面)
  • RIGHT(右側面)
  • PERSPECTIVE(3D表示)

の4画面から確認できます。

「上から見るとどう見えるのか」「正面から見るとどうなるのか」「立体ではどんな形になるのか」を同時に確認できるため、2D図面と3D形状の関係を理解する練習にも利用できます。

基本図形から3D形状を作成

平面作図では、長方形・正方形・円・線などを使って形を作成。

さらに3Dプリミティブとして、立方体・円柱・円錐・球などの基本立体を配置し、位置・回転・大きさなどを調整できます。

完成した形を見るだけではなく、形状がどのような点・線・面から構成されているのかを意識しながら操作できることを大切にしています。

回転体を作る「Revolve」

現在の開発版では、**REVOLVE AXIS(回転中心線)**による立体生成にも対応しています。

Point 1とPoint 2を指定して回転軸を作り、回転角度と分割数(Steps)を設定。

平面形状をその軸の周囲に回転させることで、円筒形や壺のような形状など、さまざまな回転体の仕組みを視覚的に学習できます。

単にボタンを押して立体を作るのではなく、

「この線を中心に、この形を360°回転させたら、どんな立体になるだろう?」

と考えながら作れる教材を目指しています。

DXFなど既存データの活用も

CAD学習だけでなく、DXFなど既存のCADデータを読み込み、形状を確認・編集していく機能も開発しています。

将来的には、CADを初めて学ぶ学生だけではなく、建築・製造・設計などの入口となる実践的なWeb CAD学習環境へ発展させる予定です。

「CADソフトを覚える」より「CADの考え方を理解する」

Web CAD Learning Studioで一番大切にしているのは、特定のCADソフトの操作方法を暗記することではありません。

点が線になり、線が面になり、面が立体になる。

そして、座標・寸法・回転・視点を変えることで、画面の中に正確な形を作っていく。

こうしたCADそのものの考え方を理解することを最初の目標にしています。

まだ開発途中のシステムですが、実際の授業で使用しながら、「ここが分かりにくい」「この操作が必要」といった部分を一つずつ改善しています。

最終的には、ブラウザを開けばすぐにCAD学習を始められる、教科書とWebソフトが一体になったCAD学習教材として公開していく予定です。

Web CAD Learning Studio ― 点から始める、3D CAD学習。

漫画も作ってみました。かなりわかりやすく、誰でも読みやす

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